だんつまの日記

しんどい時小学生の頃一番辛かった場面を思い出します。祖父の手を引いて家までずっと歩いていく場面。死んでも泣くもんかと思いながら。

祖父はハワイ生まれの日系二世で戦前日本に戻りました。ハワイでは日本人学校の先生をしていたけれど、日本に来てからは通産省のお役人になり当然英語ペラペラなので東京裁判の通訳もしたそうです。途中のどこかで大工もしていて家には祖父が自分で作った作業場があり、休みの日はそこで家具でも何でも作っていました。それを私は横で見ていた感じです。いつも何となく面倒を見てくれていて、とても大事な存在で当時この世で一番尊いと思っていました。

その祖父が退職後認知症になりました。徘徊がひどく小学校から帰ると毎日のようにいません。そっと出て行ってしまうため、本当に気付いたらもういないのです。ある日どこかのお店で引きとめてくれていると電話があり、私が迎えに行きました。お店の人は何か言いたかったかもしれません(何故目を離したなど)が、子どもが来て「ありがとうございます」と頭を下げているのを見たら何も言えないですよね。そのまま祖父と帰りました。

そこで上記の場面になります。大事な祖父はとっくに私の事を忘れていて他人に言うように「家まで送ってくださり…」とかお礼を言い出すしもう一杯一杯でしたが、涙が出たら絶対止まらないし一緒に明日からの気力も流れ出てしまいそうだし涙の分の水分が損だしとか考えて、ぐっと堪えました。

加えて、その状態が可哀想だと言われたら耐えきれなくなる気がして、この事をさらりと口に出来るようになったのは結構最近です。今はちょっと泣きます。

明日も頑張ります。
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